オプラ・ウィンフリー(Oprah Gail Winfrey, 1954年1月29日生)の知名度は、日本では今ひとつですが、全米では、その実力や地位は確たるものになっています。
間違いなく、世界を動かす力を持っているテレビ司会者であり、最も影響力のある黒人女性です。
フォーブス誌のセレブ長者番付では、2度の1位に輝いたこともあります。
オプラの活動範囲はテレビに留まらず、女優としてアカデミー賞にノミネートされた経験もあり、執筆家としても超売れっ子、更には慈善事業にも積極的です。
アメリカでは、オプラの書いた本なら必ず売れ、オプラの手がけるテレビも必ず売れ、オプラが注目するものには世間が注目してしまう、ということが当たり前のように起きていて、「時期米大統領に」との声まで上がっているとのことです。
黒人であるオプラは、高校生で身ごもった未婚女性の子供です。
それ故、幼い頃は、祖父母や両親の家を転々とする、非常に不安定な生活を余儀なくされました。
しかし、そういった辛い過去が、現在の立場を築いたともいえるでしょう。
オプラには、辛い過去を背負っていたという影がありません。
また、億万長者でありながら、「隣のおばちゃん」のような気さくなトークが売り物で、視聴者はついつい彼女に共感してしまいます。
複雑な過去から富と名声を手に入れ、それでも尚、視聴者目線で話しかけてくれる。
そんなオプラに人気が集まるのは、当然のことのように思います。